コミュニケーション変革をクリエイティブで実現するアマナは、 「FIG OUT 2022 −積み重なる世界−」を開催します。

2020年以降、目に見えないウイルスにより日常が脅威に晒される中、 人々は試行錯誤を重ね、混沌の社会に順応してきました。
その中でも、AI・バーチャル技術はオンライン会議や感染状況の推移予測などに大きく寄与し、
時代の変節点から約2年が経った今、暮らしに溶け込み、めざましい進化を続けています。

こうした状況下で、私たちアマナはプロトタイピングチーム「FIGLAB」を筆頭に、
デジタルテクノロジーを軸とした新たな表現を模索してきました。
ディープラーニングやドローン、バーチャル空間など、そのアプローチは多岐にわたります。

約3年ぶりの開催となる本展は、多様な企業との共創によって生まれたプロジェクトや、
FIGLABメンバーの個人制作の成果を一同に提示し、訪れた皆さんと共に、これからの可能性を思考し、育む場です。

今回のテーマ、”積み重なる世界”とは、幾重ものレイヤーが積み重なることで潜在的なものを可視化する、という新たな表現の試みを表しています。
作品は、絶え間なく変動し続ける時代に生きる私たちに、テクノロジーとの向き合い方を改めて問い、未来への想像力を刺激することでしょう。

日程:2022年10⽉13⽇(木)〜19⽇(水)

時間:平日11:00~18:00、土日11:00~17:00

会場:amana SHIBAURA OFFICE PORT(MAP

入場料:無料

WORKS
北北東への
トレイル
三井所高成(FIGLAB)
佐藤史崇(FIGLAB)
2022年8月27日から9月11日に3331 Arts Chiyodaで開催された展覧会「AWAKES/みんなの目覚め」展へ向けて制作を行った作品を今回の展示にあわせて改編した作品。 PORTと福島第一原発を地図上で一直線に繋ぎ、その線上の放射線と風景をそれぞれ撮影した。放射線の撮影には、霧箱という装置を使ってその飛跡を 可視化し記録。同一地点で撮影した風景と重ねることで、各地の風景とそこに広がる見えない放射線との接続を試みた。 撮影地点は全部で5箇所あり、今立っている場所から最後の福島第一原発まで等間隔に設定されている。ここから近くて遠い福島まで一歩づつ近づいていく。
convergence
divergence
佐藤史崇(FIGLAB)
曖昧なカテゴライズの画像群を学習した機械学習プログラムは生物的なイメージを次々に生成し、移動するレンズはイメージに迫ったり通り過ぎたりしている。ノンオプティカルなイメージとオプティカルなレンズ、両者は対照的なものでありつつ、無限を感じさせながら制限の中で行われる似通った行為とも捉えられる。著しい高精度化への収斂とは逆方向かつ中身を伴わないイメージ、焦点が定まらずに移動を行うレンズはイメージ自体の強さや薄弱さを表現しながら生成行為それ自体を観察、観測させる。
deepLIVE
HDT
CGI:上見佳史(KEEEN,amana inc.) / CGI:増田啓人KEEEN (KEEEN,amana inc.) / TD:宮原健吾(deepLIVE,amana inc.) / TD:新村卓宏(FIGLAB)
リアルよりも深く、より伝わるライブ体験を。 deepLIVE™ は、グリーンバックの専用スタジオで、ハイクオリティ CGI を背景にバーチャル空間でのリアルタイム合成〜配信までを可能にする、バーチャルプロダクションサービスです。 今回の展示では、Epic Games 社が提供する MetaHuman にモーションキャプチャーを組み込んだアバターを実装することで、リアル、バーチャル、デジタルヒューマンが "高次元" で "リアルタイム" に融合するバーチャルプロダクションの新たな表現と、これらを活用した新しいコミュニケーションの可能性を探求しています。
*HDT: Human Digital Twin
RSP(Soulless
Project)
PH,PRG : 横山徹(FIGLAB) / TD : 赤羽亨(glow,情報科学芸術大学院大学教授) / PRG : 飛谷謙介(glow,長崎県立大学准教授)
NVIDIA社のstylegan3を使用して、機械学習でポートレート画像を自動生成。それに対して写真的美しさ(コントラスト・被写界深度・解像感)を学習させた審美眼AIを通して写真としての美しさを数値化する。その数値の上位のポートレート画像を指標にして、人間側がモデルに対して同じような構図、色などなるべく近づけて撮影する。人間のクリエイティブと機械との共創であり、競争を試みる。
'If I...' Project
 
Concept Collage:丸岡和世(amana inc.) / Concept Design:コンスタンス・リカ(amana inc.) / Movie:松尾 芳史(amana inc.)
10 月 11 日の「国際ガールズ・デー」への協賛から発展したビジュアルプロジェクトです。「気候変動と女の子たち」をテーマに、もし私がその場所にいたら…?という問いを込め、ビジュアルで多くの人へ想像力を広げることを目指しています。'If I...'をコンセプトとしたガールズ・デー アイコンとムービー。来場者が自分の姿をアート化できる'If I...' Affected Versions。環境が少女の暮らしに与える影響を描いた五連のコラージュ作品'If I...' Affected Collection。の三つを展示します。

「国際ガールズ・デー」公式サイト
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Client:Sony Corporation Production / Planning&Direction:Sony PCL Inc. / Pr:木津千慧(amana inc.) / TD:横山徹(FIGLAB) / Location:KIYOSUMI-SHIRAKAWA BASE (Sony PCL Inc.) / Flower Artist:Itaru Wada(cochon)
ドローンの動きを完全制御し、同じ軌跡を描く膨大なカットを多重合成繋げることで360度オーディオ空間を再現。 「アオペラ」とコラボした楽曲であり、パートのリード、コーラス割りに合わせてメンバーを配置し合成する 1カットの中でシームレスに映るメンバーは360 Reality Audioの音を視覚的に、ダイナミックに表現しました。 撮影前に、舞台となっている空間を3DCGで制作。プレビズ(Pre-visualization=シミュレーションしたカメラワーク)を作成し、さらにOptiTrackと呼ばれるモーションキャプチャシステムを実際の撮影空間に配置して、プレビズ上のカメラワークを追尾するドローンの動きをプログラミングで精緻に制御しながら撮影を実施しました。 カットごとのドローンの位置やスピード、描く軌道をすべて細かく制御することで、通常のカメラワークでは到底実現できない、どこまでも続く切れ目のない浮遊感のある映像を実現させました。

『Follow Me』Music Video
EVENTS
Creative Camp for Innovator

AI画像生成を活用した未来創発ワークショップ(体験ワークショップ)

AIやXR、メタバースなど、近年注目を集めるテクノロジーは、情報をレイヤーのように重ねることで、様々な表現やコミュニケーションを可能にしており、私たちはこの現象を“積み重なる世界”と表現しています。これらのテクノロジーを様々なプロジェクトで試行錯誤して実行してきたノウハウをお届けすると共に、AIによる画像生成の体験を通じて、未来社会の考察を行う体験型ワークショップを実施致します。そんな“積み重なる世界”を想像し、バックキャストで今起こすべきアクションを策定し、未来の展望を共に思考する場にできると幸いです。

開催日時
10月14日 (金) 15:00~17:00
10月17日 (月) 15:00~17:00
無料 | 各定員20名 | 申込締切:10月7日(金)14:00

ACCESS
芝浦オフィス|PORT
住所:〒108-0022 東京都港区海岸3-18-12
TEL:03-3740-1622(受付)
電車でのアクセス
JR: 田町駅 芝浦口より徒歩15分
都営三田線、都営浅草線:三田駅 A4出口より徒歩17分(三田線の改札口からA4出口まで約5分)
ゆりかもめ: 芝浦ふ頭駅より 徒歩3分
主催